昨年、Digital Taxonomy Verbs(タキソノミー 改訂版×デジタルツールを活用した場合の学習者の動詞) と、ICT機器やソフトについて整理した
「TVI検討シート」
を作成しました。
多くの方に閲覧していただき、また、ダウンロードもしていただいたようです。
「動詞で捉えることで、整理がしやすい」
「職員室に貼っているよ」
「先生に配布したよ」
というお声もいただくようになりました。
ありがとうございます。
今回、創造的な学びに向かう「発問」例を作成しました。
こちらも合わせてご活用いただくと、さらに具体的な実践に役立つのではと考えています。
(記事の最後にPDFのダウンロードも用意しています。)
ICT機器やソフトの導入後に
「上手く活用できません」
「効果的な活用方法はありませんか」
という相談を数多くもらうようになり、
数年前から
"学習活動そのもの"を見直しませんか?
"評価"についても捉え直してみませんか?
という教員研修をデザインし、行っています。
タキソノミー 改訂版(2001 Anderson ando Krathwohl)で提案された「タキソノミー ・テーブル」を活用した
【単元と学習目標の再検討+形成的評価(みとり)の規準の整理】
に取り組んできました。
参考までに、
小学校第6学年「総合的な学習の時間(9時間)」〜地域について紹介するソフトをつくって、発信しよう〜
のタキソノミー ・テーブル(画像)を載せておきます。(筆者作)
タキソノミー ・テーブルに「学習者の動詞(Digital Taxonomy Verbs)」を加え、
各段階の学習活動が上手くいっているのかを「みとる」ポイントを整理し、
実践の中で学習者を観察する際のベースとして活用します。
私自身も作成しますし、研修に参加された先生にも作成し実践してもらっています。
実践すると
「学習者が、何ができるようになっているのか?」
という
「形成的評価」(みとり)
を行いながら学習活動を改善していくことが必要になってきます。
今回、そのような「形成的評価」を行う上での一つの参考として
「発問」例
を作成しました。
いくつか紹介します。
【記憶する】いくつ覚えた? これは何? マークできた? 撮影できた?
【理解する】いくつ集めた? 似ているものは? 何が似ている? どこが違う? 説明できる?
【応用する】実行の順序を説明できる? 何を使えば良い? 再現することができる?
【分析する】どうい特徴が考えられる? 比較の基準は? 何を参考にした?(文献・先行事例など)
【評価する】評価の基準は? 優先順位をつけることができる? 除外したことは? 残したことは?
【創造する】新たな視点は何? どのように問題を解決できる? どういう価値を提供できる?
前回のTVI検討シートと合わせて参考にしていただけたらと思います。
また、ご意見などもお聞かせください。
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